2020年1月23日木曜日

MMT理論とトランポノミクス


トランポノミクスを紹介した記事で、MMT理論についての質問もありましたので、簡単に述べてみたいと思います



まずMMT理論とは何かというと、分かりやすく言うと、日本やアメリカなどの自国の通貨で借金している国は、インフレにならなければいくらでも借金していいというものです

ごく大雑把に言えばそういう事です

これは実は私も以前に似たような事を言ったことがあります

MMT理論の事は存じ上げなかったのですが、かつて国の借金が増えると、いずれデフォルト(借金が返せなくなる)するぞと叫ばれていた時が日本でありました

そうした時に、日本は自国の通貨で借金をしているわけですから、お金が足りなければ日銀が刷ってしまえばいいわけで、デフォルトはしないと述べたことがあります

これは考えればそうで、他のデフォルトした国というのは、ドル建てやユーロなど、自分の国で通貨を発行できないから借金が返せなくなります

日本は自分の国の通貨(円)で借金をしているわけですから、いざとなったら自分のところでいくらでもお金を刷る事が出来ます

なので日本はデフォルトするなどありえないと言ったわけです

安倍首相になってから異次元金融緩和などをして日銀の姿勢が180°変わりましたので、その後は言う必要もないので取り上げる事もありませんでした

MMT理論によれば、それと同じような事を言っているのでしょう

自国の通貨で借金をしている国は、どんどん借金をして財政出動すべきだということですね

ただ自国の通貨で借金できる国というのは限られていて、世界的に信用のおける国であり、日本やアメリカなどくらいでしょう

では際限なく借金を重ねていけばどうなるかというと、インフレになっていきます

インフレというのはお金の価値が下がる事を言います

相対的に物の値段が上がるわけです

たくさんお金を刷って借金を重ねると、お金の価値が下がっていきますので、インフレになっていきす

今の日本は逆にデフレですので、インフレになるまでお金を刷る余裕があるといえるでしょう

この理論自体はある程度当たっていると思います

日本はインフレになるまで借金を増やしてもよいと思われます

しかし積極的に財政出動しだして、インフレになっていけば、今度はそれを止めなければなりません

つまりいずれは止めなければならない期間限定の政策なのです

ですのでMMT理論を実践したとしても、それだけで延々と経済政策を行うわけにはいけません

そしてもう一つは、借金が増えていくと、どうしても課税圧力が高まるということです

人間の心理で考えたら、自分の借金が増えていくと、怖くなって早く返したいと思うでしょう

政府(特に財務省)も同じであって、借金は早く返して財税均衡(入った分だけ使うようにする)を達成したいと願うでしょう

ですので国の借金が増えると、増税をしだすようになります

今もまさに景気が悪くなると分かっているのに、消費税の増税をしてきています

これは国の借金が増えているから、増税しないといけないという考えが強くなって、増税していくのです

このようにMMT理論で借金を増やしても、どうしても今度は増税する言い分にされてしまいます

増税が行われれば、結局は富の再分配が行われるという事であり、社会主義的な国になっていく事を意味します

ですのでMMT理論に頼らずに、トランポノミクスを参考にして、日本は経済再建を目指すべきでしょう

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2 件のコメント:

  1. MMT論者による経済政策や逆にその反論、さらにその反論などを読むと正直なところ難しすぎて…( ?ω?)
    悟空がフリーザと空中で戦っているのを眺めているヤムチャの様な気分です笑

    トランポノミクスで成果が出ており、オーストラリアでも中国、フランスさえも減税しましたね。しかし、日本はそんな議論は少なくとも国会議員からはきこえません。
    やっぱりそこも利権おいしいおいしい状態から抜けられないってことなんでしょうね。

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  2. 大変わかりやすかったです。ありがとうございました。

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