2020年7月7日火曜日

中国に食料危機襲来!日本も余波がくる


中国の吉林省や黒竜江省などの東北部や、湖南省でイナゴが大発生している事を当ブログで伝えていましたが、広西チワン族自治区でも大量のイナゴの発生が報告されています



今後イナゴが成長していき、作物に大きな被害を出していけば、食料危機のおそれも高まってきます

米ラジオ放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、四川省の果樹園を営んでいる所には、政府より水稲栽培に変更するように促されているそうです

中国政府は田んぼに切り替えた農民には6.667アール(約666.7平方メートル)ごとに3千人民元(約4万6千円)が補償されると述べています

つまりそれだけ食料危機が深刻化している状況を示しているでしょう

中国ではかつて毛沢東の「大躍進政策」によって四千万人の餓死者が出たと言われています

そのため食料危機に敏感であり、各地に穀物などを備蓄するための食糧庫を確保しています

豊作の時期には食糧庫に備蓄して、食料不足になると倉庫から放出するわけです

こうした飢饉対策が進められているわけですが、実は食糧管理者らがそれを横流しするケースが多いと言われます

本来は倉庫に食料を貯めておくはずが、密かに横流しして売り払い、私腹を肥やしています

そうして倉庫には偽装するために砂を袋に詰めて積み上げていると言われています

ですから中国では正確にどれだけ備蓄がなされているか分からないのです

中国に次いで人口の多い国であるインドでは、武漢肺炎の流行が留まる事を知らず、いまだ感染拡大が続いている状況であり、さらに大量のサバクトビバッタが襲来してきて、作物を荒らしています

武漢肺炎とバッタのダブルパンチで、インドでも食料危機が深刻化してくるでしょう

このように人口の多い国で食料危機が訪れると、世界的にも食料の価格にも影響を与え、供給面で混乱をもたらす可能性が高まります

たとえば中国で10%ほどの食料不足が訪れると、それは一億三千万人分以上となり、日本の人口より多い数値になります

中国本土に輸入するために、日本で食料品を買い占めて、中国に送るという事も考えられます

そうなれば日本でも深刻な食糧不足が訪れるでしょう

先日も紹介しましたように、南米のアルゼンチンなどでもバッタの被害が出始めています

これから世界的に食料危機になる恐れが高まる中で、日本も備えておかなくてはならないでしょう

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