2019年12月6日金曜日

中国の常套手段!他国を非難し自己正当化を図る

アメリカの下院議会で「ウイグル人権法案」が可決しました

先日はアメリカで香港人権法案も可決しましたが、さらにウイグル問題についてもアメリカは本気で取り組んでします


この法案は中国に対し、制裁発動も含めた厳格な対応を求めるもので、上院ではすでに可決済みであるため、調整してトランプ大統領が署名したら成立します

当ブログでも書きましたが、英政府も11月25日に、国連監視団が新疆ウイグル自治区に「即時かつ無制限にアクセス」できるよう、中国政府に要求しました

フランスのルドリアン外相とドイツのメルケル首相もこれに続き、中国の人権弾圧を非難し、英政府の発言への支持を明確にしました

このように欧米諸国では中国による人権弾圧に非難の声が高まっています

一方で日本は明確な批判の声を上げておらず、習近平を国賓で招くことに執心しています

中国政府はアメリカに対して、先住民の迫害の歴史があると持ち出して避難しはじめています

ウイグル人弾圧への非難に対して、中国は「アメリカも昔はやっていただろう」と難癖付けているわけです

中国外務省の華報道官は以下のように述べています

「アメリカの歴史は、先住のインディアン
の血と涙で汚されている。

彼らのほうが先にアメリカ大陸に住んでいたのに、19世紀以降アメリカは西漸運動を通じて、武力に物を言わせて先住のインディアンを排除し、虐殺して、広大な土地を占領し、
膨大な自然資源を収奪してきた。

そればかりか、アメリカは先住民に同化政策を押し付け、彼らを殺し、排除し、追放して、市民権を認めなかった」

これはその通りでしょう。アメリカが酷いことをしてきたのは事実です

ですが、他国が過去に酷いことをしてきたからと言って、今現在、同じような非道な行為をすることが許されるわけではありません

中国はそのように他国の過去の罪を非難して、自分の国を正当化する思考が染み付いています

中国は日本に対して「過去に酷いことをしてきた、南京大虐殺で30万人も殺した」などとうそを述べて、国際社会に日本が悪者で、中国は被害者だとアピールしてきました

これによって中国は自分たちのチベット人虐殺や天安門事件などの蛮行を隠し、国際社会の隙をついて発展してきました

このような成功事例があるため、今度もまたアメリカの過去を非難し、自分たちを正当化しようとしているのです

しかしアメリカは日本と違いますから、言い負かされて下手に出る事はないでしょう

日本は過去の罪などと言われると、真面目で素直なため、相手の言い分を受けれて自分たちが悪かったというようになっていきます

中国はそれを知っていて、日本にはどんどんと批判の声を高めていき、自分たちの都合よく動かせられるように仕向けてきました

そしてアメリカに対しても同じように過去の罪を持ち出して、自分たちを正当化させるつもりであるようですが、日本と違って通用はしないでしょう

日本も欧米と協調し、中国に対してしっかりと非難していかなくてはなりません

来春にも習近平を国賓として招いて、天皇陛下と握手させようなどするべきではありません

それによって中国の悪行を日本は黙認したと受け止められてしまうのです

これ以上、天皇陛下を中国のいいように政治利用させてはならないでしょう

日本の政治家もアメリカを見習って、言うべきことは言う姿勢を見せなくてはなりません


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2 件のコメント:

  1. 日本ももちろんですが、アメリカもイギリスも馬鹿正直ですねー
    もっとお人が悪くていいんです。
    ったくハラハラします。
    あんな信じられないくらいちっぽけな半島人にもふりまわされているアメリカって。

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  2. 中国人女性の教授だかジャーナリストだかは憶えていませんが、何年か前にテレビで、北京は光化学スモッグで空気が汚染されているが、かつては日本もそうした時代があった。中国は日本を追いかけている。これから清浄化していくので非難すべきではないと発言していました(言葉は正確ではありませんが意味合いはそんな感じでした)日本の光化学スモッグと北京の光化学スモッグ、PM2,5は他国に及ぼす影響が違うのに。関係のない事を取り沙汰して何でも正当化しますね。
    仰せの通り他国と強力し非難していかないと、とんでもない中国支配の世界が出来上がりそうです。日本政府は、いい加減に頭を冷やして中国の残虐行為には強い非難の声をあげるべきでしょう。お願いしますよ。

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