2020年5月28日木曜日

アフターコロナの社会の変革


新型コロナの流行は、たんに健康問題を超えて、社会全体を大きく揺るがすものとなっています



多くの国と地域で、都市封鎖がなされ、そして解除後にも人との接触をなるべく避け、密集することを避けようとする動きがあります

以前から何度か言っている事ではありますが、コロナの流行が起こる前と後では、社会が変わっていき、私たちは元に戻る事はありません

私たちは新しい社会に生きていくのです

このウイルスが武漢で発生した時には、多くの方がこれほど世界にインパクトを起こすとは夢にも思っていなかったでしょう

当ブログではすでに1月の時点でパンデミックになる危険性を訴えていました

その時は各メディアとも楽観論が支配的で、それほど広まる事はないと考え、少し悪い風邪程度の認識を広めていました

ですが武漢ウイルスは世界に広まり、実際にパンデミックを起こし、あわてて渡航制限や都市封鎖が連鎖されていきました

日本での感染が認められてからも、流行はすぐに終わるだろう、一、二か月すれば元の世界に戻ると考える人が多数でした

しかし、私も警告してましたように、流行は長期化しており、一時的に収束したようにみせても、またいずれ大きな感染の波が押し寄せてくるでしょう

これは社会全体が大きな変革の波にさらわれているのです

例えば学校の授業でも、直接学校に行って先生の授業を習うより、ネットを利用して授業を受けたほうが感染リスクが押さえられますので、その方向に世界は動いています

すると今までは教室で、その組を担当する先生の授業を受けていたのが、ネットであれば全国一優秀な先生の授業を聴くことが出来ます

たとえば林修先生のような予備校で人気のあった講師の方など、教えるのがとても得意な人の授業を聞いた方がいいはずです

全国から自分に合った先生の授業をネットで閲覧して勉強し、学んでいけたなら、学校の先生は不要になっていきます

正確には先生が授業をする必要が無くなってきます

するとどうなるかというと、おそらくは一人一人の学習度合いをはかったり、個別の質問に答えるなど、家庭教師的な役割になっていくでしょう

その学校の先生が教えなければならないという枠が消えて、学校の変革も進むはずです

日本ではまだ変革を望まず、現状維持の力が強いですから、なかなか変わっていきずらいですが、これからはそうした方向に進むでしょう

買い物などでも、スーパーに買いに出かけると感染の恐れが高まるため、ネットで注文すれば宅配してくれるネットスーパーの需要などが増えたはずです

そのようにお店に行って買い物をする形から、自宅にいて物が届く方向へと今後も進んで行きます

すでにアマゾンなどのネット通販が勢力を伸ばしていましたが、今後はさらに物の方が動いて、人は動かなくなるという流れが加速していくでしょう

おそらく今後は、自動運転による無人宅配や、ドローンを利用した宅配サービスも生まれて、人が動いていくのではなく、物が自動的に動いて届くような流れになっていくでしょう

テレワークにしても、今回のコロナの出来事で導入する企業も増えたでしょう

ネットで仕事が出来るのであれば、わざわざ満員の通勤電車に乗って、オフィスに行く必要もなくなります

会社の方も、今まで家賃の高い場所にオフィスを借りて仕事をしていましたが、テレワークで済むならオフィスも要らなくなります

するとオフィスを解約して、その分は固定費の家賃を削減できるでしょう

いったんテレワークの便利さに慣れたなら、また通勤電車に揺られてオフィスに働きに出なければならないことがバカらしくなってくるはずです

そうして今までの働き方が変わっていくことになります

コロナの流行は、世の中の変革を大きく進める結果となるのです

ですので、またもとの世界に戻るのではなくて、私たちは新しい社会を生み出し、そこで暮らすようになるのです

今後も流行は静まったと思っても、またいずれ次の波が押し寄せてきて、世の中を揺さぶっていきます

変革は今だけにとどまらず、今後も求められていくでしょう

私たちは次の時代を見据えた、世の中の在り方を理解し、構築していかなくてはなりません

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10 件のコメント:

  1. うちの子供たちの学校は来月から分散登校が始まりますが、月内には通常登校になる予定とのことです。
    せっかく変革のチャンスなのに、元に戻そうとする動きに失望しています。
    何とかできないものでしょうか、、

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  2. どうしましょ。私は新しい生活様式について行けそうにないです。
    ヨガや歌の習い事が、今後リモートになっていくとしたら、現状では、画面が小さい、部屋を見られるのがイヤ、音が途切れたら困る。そして私は、場所が変わらないと、やる気になれない、など、クリアしなければならないことが沢山あるのに、講座の料金が同じだったりすると、ちょっと・・・と、抵抗を感じてしまいます。
    困りました。

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    1. 部屋を見られる件に関しては、こちらのビデオはオフにして参加してはいかがでしょうか?
      画面や音声に関しては、テレビなどの大きな画面に繋いだりできれば少しマシになるかもしれないですね。

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    2. 私もそうです。
      移動により意識にスイッチが入りますし、モニター見ながらはあくまで補助的だと思います。オンラインは料金も安くないと納得いかないです。
      同じ空間を他の人と共有し一種の団体が生み出す空間の波動みたいのがあるって。みんなの頑張りやる気のエネルギーが刺激になる気がします。

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  3. 教育システム変革のチャンスを生かそうとしない、さらに世界に遅れをとります。

    日本は今や教育格差が開き、平均学力は落ち、IT教育では既に後進国。
    国の教育への予算の少なさと、萩生田大臣の身の丈発言にみるように、下級国民の教育はどうでも良い、むしろ格差があれば支配しやすいし搾取しやすい、下手に知恵を付けないほうが自分たちの利権ズルがバレないと内心考えてるかもしれません。

    洪さんのアイデア同じことを考えていたので嬉しく思いました。きっと同じことを考えてる人がたくさんいるでしょうから、そこに希望と期待を。

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    1. 本当ですね。
      また、競争意識が根強くある割には視野が狭く、失敗や批判を恐れて変えていかないから、結局進歩もしない、、
      もっと良いところをどんどん取り入れていかないと世界にますます置いていかれて、日本の将来が本当にマズイことに((((;゚Д゚)))))))
      今後の日本を担う子供達のためには、今の大人達がしっかりしないといけません!

      文科省や教育委員会の今後の変革に期待したいと思います。

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  4. アメリカの感染実績の分析が公表されています。新型コロナは軽微な病気との予測です。50歳代以下においては普通の風邪と同じようです。蔓延初期より、高齢者と基礎疾患者の死亡が多いと言われていた通り。よって、1年、2年かかって普通のコロナに収まると思われます。今は冷静に感染症について分析し次に備えながら、まずは元の経済に戻す方向で適切な行動をとることが肝要かと思います。発信力のある方々には、いたずらに社会変革を助長するような発言にはご配慮願いたく。願わくば、政府の誤った財政政策の問題に切り込んで頂き、コロナ騒動で痛んだ日本経済の復興にお力を注いでいただければありがたいです。

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  5. 飲食業界の食品ロスも、自分さえ良ければところからきて感覚が麻痺し、常態化しています。
    そういった意識から変えていかないといけないと思います。

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  6. ミュオン触媒核融合
    水素の同位体(水素、重水素、3重水素)の中にミュオンを導入すると、その原子核同士を引きつけて、ミュオン分子を形作ります。 電子の約200倍というミュオンの重さのため、ミュオン分子の中の2つの原子核は、容易に近づくことができ、核融合が起こります。 その後、ミュオンは自由となり、新たなミュオン分子を形成、核融合反応を繰り返します。 ミュオンは"触媒"として、次々に核融合反応を引き起こしていきます。 その際、核融合反応で発生したアルファ粒子にミュオンが付着したままになり、核融合サイクルが終了してしまうことがあります。 その確率は、エネルギー生産性の上限を決定する重要なパラメーターです。
    ミュオン科学研究系では、ミュオンがアルファ粒子に付着したときに放射されるX線を検出することにより、 ミュオンのアルファ粒子付着率を直接測定することに成功しました。その実験で、アルファ粒子付着率が約0.3%であることが判明し、 ミュオン触媒核融合によるエネルギー生産も夢ではないことが明らかになりました。
    https://www2.kek.jp/imss/msl/muon-tour/fusion.html

    福島で生成されるトリチウムを燃料にミュオン触媒核融合を行えば、日本は無限のエネルギーを手に出来ます。
    いよいよエネルギー無限の時代へ突入します。

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  7. 商品ロス、本当にもったいない事です。
    賞味期限や消費期限が切れて破棄する
    その内情は(特にコンビニ)期限切れ間近を値引きしたくない、客が値引きを待って買おうとするのを阻止する為と知った時は憤りを感じました。
    値引きを待つのはさもしいかもしれませんが、
    利益確保の為に食べられるものを捨てる、食べ物を粗末にするその販売側のメンタリティーに怒りを感じました。
    しかし消費者は情報弱者なので
    破棄して売れなった分は加盟店に負担させ本部は損しない自己中なルールがあったとも知りませんでした。
    消費者としては特に必要かなければ期限手前から買ってロスを出さない協力をするくらいですね。
    下に負担を押し付ける、この世は弱肉強食だから当然だという価値観は変わらないのでしょうか。

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