武漢肺炎は様々な株に変異し、世界的に蔓延しています
それぞれの国で致死率や感染率が異なりますが、それはウイルスが変異していて、異なる株となって広まっていると考えられます
サイエンス誌では、北カリフォルニアの武漢肺炎をゲノム解析した結果、少なくとも7つの異なるウイルスの株がある研究結果を公表しています
https://science.sciencemag.org/content/early/2020/06/05/science.abb9263
これはごく一部での調査ですから、世界的にはさらに多種の株が存在し、一説には百を超える株があると言われています
韓国や台湾に広まったタイプは、致死率が低いもので、イタリアやイランなどで広まったものは致死率の高いものだったと言われます
同じヨーロッパでもドイツでは致死率が低いのは、イタリアとは違う株が広まったからなのかも知れません
そしてアメリカはいま世界でもっとも感染者を多く出し、6月13日時点で、感染者は二百万人を超え、死者も11万人を超えています
徐々に感染者の数は減少傾向にありますが、それでも州によってはいまだに増加しているところも多くあります
これには違った株の流行もあるかも知れません
複数のウイルス株が存在している事が分かっていますので、今流行りだしているのは、以前に流行ったものとはまた違った株である可能性もあるでしょう
フロリダのスクリップス研究所からはウイルスがより人間に感染しやすいように変異していると述べています
https://edition.cnn.com/2020/06/12/health/coronavirus-mutations-scripps-gene/index.html
こうした多様な変異を見せるウイルスに対して、はたしていま開発中のワクチンは有効に働くのか?という疑問もあります
いま世界的に流行している武漢肺炎は、次々と変異していますので、いま開発中のワクチンが出来て、人に接種する段階になっても、すでに効かなくなっている可能性もあります
インフルエンザでも、ワクチンを打っていますが、それでも罹る事があります
それはワクチンが今流行っているウイルスに効くものを作っているのではなくて、以前に流行したインフルエンザワクチンから、今年流行るであろうインフルエンザの型のものを打つため、実際に効くかは分からないのです
今回のコロナウイルスについても、変異が大きなものとなれば、今は効いたとしても、実用化されるまでには違ってきて、効かなくなる可能性もあるでしょう
ですので、ワクチン開発に希望を託している人が多くいるので、言うのは申し訳ないですが、そう簡単にはいかない可能性もあります
これだけ世界に広まった段階では、すでに抑え込むことは出来ませんので、人々が集団免疫を獲得するまで、流行は続く可能性があります
集団免疫というのは、一定の人数が感染症にいったん罹って、治る事で免疫を持ち、それで感染を防いでいくというものです
集団免疫で防ぐには、6割から4割の人が罹らなければならないとされています
つまり日本で言えば7200万人から4800万人が感染するまで止まらないという事になります
抗体調査では日本ではまだ0.6%ほどしか抗体を持っている人がいないという事ですから、これから多くの人が感染することになります
しかも、一度かかって抗体が出来たら、その効果が長続きすればいいのですが、数か月とかの短期のものとなれば、毎年のように感染が襲ってくる可能性があります
インフルエンザなども、一度かかっても、抗体はすぐになくなるため、翌年もかかったりして、毎年のようにインフルに罹る人もいるでしょう
そのように今回の武漢肺炎も、毎年のように流行が襲ってくる可能性もありえます
もちろんこれは最悪の事態を想定しての事ですので、運よく抗体が長続きするものであれば、集団免疫をもったら防止する事が出来るかも知れません
昔は予防接種をしても毎年インフルエンザにかかっていたのですが、デトックスや腸内環境の改善、メンタルケアやマスクの着用でここ何年もインフルエンザや風邪をひいていません。
返信削除ワクチンに期待するのではなく、免疫力をつけることが本当に大事です。
自衛ですね。
新型コロナの場合、治ってもウイルスが体内に潜んで、再発することもあるんですよね。エイズのように。そんな得体の知れないものにも、集団免疫で防ぎきれるように、人間の生命力は強かったらいいですね。・・・得体が知れないだけに、自分の周りの人には罹ってほしくないですけど、罹らなきゃいけない時もくる、罹ってしまっても無駄にはならない、って思えばいいのだろうか。
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