北朝鮮が開城にある南北共同連絡事務所を16日に爆破したことで、北朝鮮と韓国の緊張が高まっています
北は韓国の脱北者らによるビラを批判して爆破の理由としていますが、それは理屈付のためであって本当は別なところにあるはずです
アメリカを中心とした経済制裁が北朝鮮では続いており、それにコロナの影響で国内はひっ迫しているのでしょう
現在の北朝鮮国内では食料不足が深刻化していると言われています
そのため国内の不満をそらすために韓国に強硬な姿勢を見せている点もあります
もっとも重要なのは、世界の目を北に向けて、何とか制裁解除か支援を受けるために問題を起こしている可能性もあります
韓国をせっついて米国の対北制裁を解除させようとしているわけです
そして北朝鮮の体制に変化も見られています
最高指導者の金正恩氏の妹である金与正が表に出てきており、権力の移行が進んでいるのがわかります
その理由として、金正恩の健康不安が取り沙汰されています
以前にしばらく姿をくらましており、死亡説や重体説が流れている事を、このブログでも紹介しましたが、危機は脱したものの、いまだに体調が悪い可能性があるでしょう
そのため公の場に出る機会も減っており、かわって妹が表に立っているようです
金正恩氏には影武者説もありますが、あるいは長い事政務につけないような体調なのかも知れません
そこで妹の金与正氏と、党の集団指導体制でいま北朝鮮は動いているのかも知れません
金与正氏は女性でもあるため、党や軍部と違った動きをすると消される可能性もあります
ですので、周りのものの意見も受けながら方向性を決めなければならない状態にあるでしょう
あまり融和的な姿勢を見せると、軍部などの反発を招くため、今はあえて強硬な姿勢を見せているのではないかと思われます
いずれにせよ北朝鮮の内部では変化が起こっており、その予兆として今回の出来事も発生しています
緊張も高まっている時期ではありますが、北朝鮮の体制が大きく変わっていくための、いまはチャンスの時かもしれません
トランプさんの支持率低迷は恐らく夏にかけて危険水域を脱するでしょうが、もし不安が残る場合は中国牽制も含んで北爆オプションもありかと。
返信削除或は一転外交成果として米朝平和条約の可能性も。
なお、イージスアショア配備撤回(米容認)も関連しているかも知れません。
とても希望の持てる記事の内容でした。
返信削除ありがとうございます。