2020年6月22日月曜日

731部隊の報道の意味と岸信介が関与のデマ


京都新聞の記事で、70年前の公文書を調べたら、731部隊の詳細な隊員情報や組織機構が判明したとする記事がありました



以前から同部隊について調査している滋賀医大名誉教授の西山勝夫さんらが発表したものです

いま武漢肺炎が広まり、中国への批判が世界的に広まっている時期に、こうした記事が出る事には別な意図を感じてしまいます

武漢肺炎は中国のウイルス研究所から漏れたものではないかという疑惑があり、そして意図的に世界に広めた疑いまであります

こうした疑惑と批判が高まる中で、70年以上も前の日本の事を取り上げているのは、中国政府にとっては好都合でしょう

日本はこれだけ悪いことをしてきた、だから中国を批判する資格もないといいそうなところです

ウイグル人の強制収容所についてアメリカなどから批判を受けた中国は、「アメリカだって過去にインディアンをたくさん殺しただろう」と言って非難する資格はないと屁理屈を述べていました

これはウイグル人への弾圧を認めてしまっているようなもので、驚くべきものですが、そうした切り返しをしてくる国です

きっと「日本は過去に731部隊が細菌兵器を開発して、中国人を人体実験して酷い事をしていた」と広めて、武漢肺炎が漏れたものであったと世界に気づかれたとしても、反論の材料にしてくる事でしょう

ただ、他の国が過去に悪事をしていたとしても、それが今、自分たちもしていいとする正当化にはならないです

そしてもうひとつ気になるデマもあって、「731部隊には岸信介が関与していた」とするものです

岸信介さんは、言わずと知れた日本のもと総理大臣であり、現総理大臣の安倍晋三氏の母方の祖父にあたります

このデマには、岸信介氏を貶める事で、間接的に安倍さんの評価も落としたいという意図もあるかも知れません

岸信介さんは、満州の重職についていましたので、731部隊(正式名称は関東軍防疫給水部本部)が活動したころにはともに満州にいましたが、行政の側の人間であり、日本軍に入っていたわけでも関係していたわけでもありません

なんら直接は関係ないのですが、裏で関与していたのだという根拠の無い話が流れています

こちらは陰謀論というかデマですので、根拠の無い話です

このように日本は情報戦・宣伝戦に弱い所が昔からあるようです

一方で中国人は昔から自己主張が得意のようで、第二次大戦でも蒋介石とその妻の宋美齢は巧みに宣伝して、アメリカを対日戦争に引きずり込んだところがあります

国際社会においては、自分の正当性を訴える技術も必要なのだと思われます

日本人のように黙って批判を受けていると、反論できずに認めたのだと理解されてしまいます

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