2019年11月7日木曜日

中国の悪事を批判する米ポンペオ国務長官と世界に広がる言論の不自由


アメリカのポンペオ国務長官は5日、中国共産党によるウイグル族への人権弾圧に関し声明を発表しました

ポンペオ氏は、中国政府によってウイグル人活動家や、自治区の収容施設での体験談を発表した出所者と、彼らの親族に対する嫌がらせや投獄、恣意(しい)的な拘束が相次いでいるとする報告があるとして、「深く苦悩している」と表明しました

また「中国共産党による弾圧政策の犠牲となった勇敢な人々やその家族に対し、心からの弔意を表する」としました

その上で、「米国は中国政府に対し、中国国外に住するウイグル族に対する全ての迫害をやめ、恣意的に拘束された全ての人々を解放するよう改めて要求する」と訴えました

アメリカは本気で中国が行っている悪事を公表し、公然と批判しています

中国は経済市場としての魅力、つまりお金の力で、自分たちへの批判を抑え込んできました

先日もNBA(全米プロバスケットボール協会)に所属するダリル・モーリーと言う方が「香港と共に立ち上がろう」と書かれた画像をツイッターに投稿し、これが中国の国営メディアで報道され、中国内から大きな批判を浴びる事態となりました

するとNBAは直ちに、これはあくまでも個人の意見で、NBAは関与していないという声明を発表し、英語と中国語で謝罪ました

NBAにとって、中国は数十億ドルの市場であり、これを失いたくないという思いから、中国政府に反する考えや発言を述べたり、公表する事を押さえつける動きに出ています

もちろんNBAの出来事はほんの一部であり、様々な企業が標的にあい、中国政府の意向に反する意見は出せなくなっています

つまり中国はお金の力を使って、言論弾圧を世界に広めているのです

かつては経済的な繁栄がもたらされれば、中国は自由化するはずだという幻想をアメリカも描いていました


しかし現実は逆となり、経済発展した中国の影響により、世界から自由が奪われ、言論弾圧の広がる世界になってきているのです

アメリカは過去の認識の誤りを軌道修正しているところです

日本はナチスのヒトラーと同等の民族弾圧の指導者を、来年には国賓として招く予定であるそうです

日本も経済的な罠に陥ることなく、正しさを求める国であるべきです

このままであれば世界は言論の自由の無い抑圧された社会となっていくでしょう

いずれは日本でも中国の批判はしてはならないことになり、中国の属国のような位置に置かれるかもしれません

そうならないためにも、日本は中国依存から脱し、新たな道を模索しなくてはなりません

日本を第二のウイグルのようにしてはなりません

日本の政治家はポンペオ国務長官を見習うべきでしょう

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2 件のコメント:

  1. そんな国のトップを国賓として迎えるとかどういう神経してんの政権、ありえない。米中世界大戦中なんだよいまは。なぜもっとはっきりと日米連携の立場に立てない?
    親中派がそれほど政策を牛耳ってるということか。もはや中国が崩壊寸前までいかないと日本独自では立場を明確化できないのか。

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  2. 戦後 日本から失われている "武士道精神"。
    刀(真剣)を抜く際は、何が正しく何が正しくないのかを必ず考えたはずです。

    言うべき事を言わない 長い物に巻かれる 見て見ぬ振りをする …。
    その様な "卑怯な心"を排し、正義の観点を日本は持ってほしいと思います。

    中国依存からの脱却……
    「『日本回帰』…国防上の観点から、日本で作れる物は日本で作り、同じような物なら日本の物を買う。Buy Japanese (バイ・ジャパニーズ)。日本に雇用や賃金を生み出す努力をして乗り切ったほうがいいでしょう。いずれ世界の流れが変わるのでその時に調整に入ることはできる」という意見を聞いた事があります。

    ポンペオ国務長官やペンス副大統領は中国に対してはっきりした態度を示していますね。
    今、日本こそ "武士道精神"を発揮してほしいと思います☆

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