2020年1月6日月曜日

イランの報復攻撃と政府のゆらぎ


先日のアメリカによるイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害した事件により、両国が緊張を高めていることは先日から書いています



そしてイラン国内では、去年頃から経済制裁によって生活が厳しくなり、不満を持った国民がデモ活動を活発化しています

特にイランは世界有数の産油国に関わらずガソリンが値上がりして、それに怒った貧困層がデモを起こしいると言われます

イラン政府はそれを武力鎮圧していますが、数百人規模の方が亡くなり、数千人が拘束されていると言われていますが、実態ははっきりしません

イランは情報統制のために昨年の11月にはインターネットを遮断までしています

デモに参加する人の多くは貧困層であり、「政府指導者などは裕福に暮らしているが、我々は物乞いのように暮らす」と言って政府への反発が高まっています

そうしたデモ隊に対して、鎮圧部隊は無防備なデモ参加者を路上で痛めつけたり、群衆に対して至近距離から発砲するなどの行い、それが動画に取られて、ネットにアップなどされていました

ですのでイランは単純に国民がすべて反米で一致しているのでもなく、経済的な苦境に向かわされている政府への批判も高まっています

香港も民主化をもとめるデモが活発ですが、イランなどもデモが活発化しています

こうした状況であるため、イランの政府についてもいつ転覆するかもしれず、革命が起こる可能性もあります

アメリカに対して強硬な発言をするイラン政府関係者が多いですが、国内は厳しい状況に追い込まれてもいます

トランプとしては羊を小屋に追い込むように、イランの周りを囲んで落城させようと考えているのでしょう

ソレイマニ司令官の活動というのは、籠城から抜け出して、周りの城と連携を取るような働きをしていたため、それを断つという考えで殺害したのでしょう

イラン側も正面からアメリカと戦争になれば、かつてのイラクのように叩きのめされることは理解しているでしょう

そのため正面攻撃を避けて、ソレイマニ司令官が行っていたように、外からゲリラ的な活動で攻撃する作戦をとっています

今後も正面からの反撃はさけて、周辺国の協力組織からアメリカの施設や船舶などに攻撃を仕掛けるなどが考えられます

イランも強硬な姿勢の背後には、政府の転覆もあり得る地盤のゆらぎも抱えています

もしもイランが報復攻撃を行い、それに対してトランプ大統領が言っていたような、イラン国内の施設に攻撃が行われればどうなるでしょうか?

米軍がどのイラン施設を標的にしているか分かりませんが、湾岸地域にある油田施設を攻撃するのは容易であり、その可能性があるでしょう

そうするとイラン国内はますます経済危機に陥り、国際的にも原油高騰なども起こりえます

今年はそうしたイラン危機もありますし、北朝鮮も挑発を強めており、中国も香港や台湾への軍事的な圧力を強めてくる危機もあります

そして経済的には中国の危機がありますし、今年は全体的に厳しい時を迎えそうな状況です

日本としてはなんとかイランとアメリカ両国の橋渡し役をしていただきたいと思います

イランには開戦するよりも前に、政変が起こる可能性も高いですが、その方が国民のためにはよいかも知れません

もっと民主主義的で人権を尊重する国にかわったほうがよいと思います

またアメリカに対しても、中東諸国に対して攻撃的姿勢をゆるめて、もっと平和的な手段に訴えるように自制を求めた方がいいでしょう

日本は両者の間にたって、公平に意見できる立場にいます

いまこそ日本の活躍が求められている時期にあると思います

習近平の国賓に心血を注いでいないで、こちらの方に力を入れていただきたいと願います

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1 件のコメント:

  1. うーん外からも内からも圧力がありイランはかなーり苦しい状況だということですね。
    ネット上でイランのパフラヴィ時代に男女で一緒の屋外プールに入っている写真を見て驚きました。一部の富裕層だけが恩恵を受けていたということかもしれませんが、その様子が写真に残っているということは少なくとも今よりは自由だったのだろうと思います。いわゆるイスラム原理主義は現代の世界には適さないと思っています。イランの民衆が幸せになれるような筋道はあるのか…。
    元は石油利権のために英米がイランを掻き回してきたという経緯があるため、トランプ氏が相当うまく立ち回ったとしてもそれだけでは解決の糸口は無さそうな…。それにしてもトランプ氏はイスラム国といい、中国といい、不法移民問題といい歴代の失政の尻拭いを次々としていますね。これでも無能や野蛮扱いする評論家が多いのが不思議です。

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