昨日は中国の南部の地域で、広範囲な洪水の被害が発生している事を述べました
直接の人災も心配ながら、この洪水による農作物の被害も心配なところです
多くの畑が洪水により被害を受けている可能性があり、それは食糧問題に繋がります
そして以前から危険性を述べていましたサバクトビバッタですが、以前より数を増やして、インドまで迫っており、大きな被害を出しています
インドは武漢肺炎の感染拡大中にあるため、バッタの襲来によってダブルパンチを受けています
このバッタが中国に侵入するかもしれないという話をしたかと思いますが、今のところ入ってはおらず、ヒマラヤ山脈で防いで入れないと言われています
バッタは寒い所や標高の高い所では生きていけないため、インド側からヒマラヤ山脈を越えて中国には入ってこれないだろとする話もあります
しかし、直接ヒマラヤを超えるルートだけでなく、南のミャンマーを経由して雲南省に侵入するルートや、またはカザフスタンから新疆に侵入する北のルートもありえます
ですので、今後中国にサバクトビバッタが侵入する可能性というものもあるだろうと思います
そして中国ではいま、すでにバッタが発生しているという情報もあります
これはサバクトビバッタとは違う種類の、中国に在来するイナゴの仲間だと思いますが、吉林省で発生しており、食料への害が警告されています
https://gnews.org/zh-hant/226806/
吉林はシナ大陸の東北に位置していて、北朝鮮に隣接している地域です
東北部は穀倉地帯でもあるため、もしここが蝗害などで大打撃を受ければ、中国は食糧難に見舞われるでしょう
他にも湖南省でもイナゴが発生していると石平さんのツイッターで紹介されていました
インド・パキスタンで発生した種類とは違うだろうが、中国の東北地方に続いて、どうやら南方の湖南省でもバッタが発生。そして広東・広西省では今は暴雨による洪水。2020年の中国では、天変地異があちこちで起きている。 https://t.co/MoAdfCCbjN— 石平太郎 (@liyonyon) June 10, 2020
現在中国に発生したイナゴは、まだ孵化したての小さなもので、六月下旬まで孵化が起こり、それから成長していって7月初めから中旬にかけて被害のピークに達すると予想されています
今はまだ孵化したての小さなイナゴが発生してるのみで、大きな害にはなっていないでしょうが、これから成長していくにつれて、大きな害を及ぼす可能性があります
このように中国ではサバクトビバッタの侵入の脅威と共に、国内でのイナゴの害も発生しそうな状況にあります
それ以外にも、以前に取り上げたことがありますが、夜盗虫の幼虫の害が発生していて、中国で拡大を見せています
シナ大陸では疫病だけでなく、天災や害虫などの災厄が降り続いていく事になりそうです
近く動物園のリスザルはイナゴを食べている。
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