2019年10月4日金曜日

日本を没落させ中国を発展させた者の正体!2

昨日は日本が景気低迷して、不況で喘いでいる中、中国がどんどんと発展していき、ついにはGDPで日本を超えるまでになったのは、そうさせている者がいたからだという話をしました



まるで反比例するかのように、日本は停滞し、中国はその間に発展してきたわけです

これは偶然ではなくて、明らかに誰かがそう仕組んだのは間違いありません

バブル崩壊の原因には、確かに日本側の政治家の失政や官僚と日銀、マスコミのミスリードが重なった不幸があります

これについてはまた後日述べたいと思います

しかし国内要因だけであれば、これほど長期不況にはなっていなかったでしょう

おそらくは数年で回復していたものと思われます

日本がこれだけ低迷し続け、失われた20年といわれるのも、それを意図していたものたちがいるからです

それを前回の記事ではサラッとアメリカの民主党政権がかかわっていると述べました

これについてさらに述べていきます

1980年代は、日本にとっては景気の良い時代が続きました

日本企業が次々に国内外の不動産を買いあさり、1989年のバブル絶頂期には、三菱地所がニューヨークの象徴的な建物であるロックフェラー・センターを買収しています

そして対米を中心とした貿易黒字がかさんでいき、アメリカでは失業者が増えて景気低迷で日本たたきが起こります

そうした中で、日米貿易の不均衡を正す目的でパパ・ブッシュ時代の1989年から日米構造協議がもたれるようになっていました

これは日本の閉鎖的な市場を改めて、もっとアメリカ製品を買ってくれと言う要望でなされたものと言っていいでしょう

もっとアメリカ製品を買ってくれるために、日本の市場を開放してくれと言う要望だったわけです

すでに共和党政権のパパ・ブッシュ時代に作られたものですが、民主党のビル・クリントン政権になってさらに強硬なものとなります

ビル・クリントンさんは、前回のアメリカ大統領選挙で、民主党代表としてトランプ大統領と競った女性候補のヒラリー・クリントンさんの旦那さんです

彼はバブル崩壊で喘いでいる日本に対して、さらに円高にすすめさせ、輸出産業に打撃を与えます

また「年次改革要望書」という経済発展のために日本についてこう変えてくれという要望を出すようになったのもビル・クリントンの時代です

こうした要請を出すのは内政干渉だと思うのですが、日本は抵抗できずにいます

そして日本国を経済的に弱らせようとする圧力は今も続いていると言っていいでしょう

安倍総理が進める働き方改革やリゾート法案などもこの要望書通りであり、正直申し上げて日本をよくするための提案と言うよりも、弱めるための提案としか思えません

「年次改革要望書」によって日本がどれだけ弱められたのかについても、また何れ取り上げてみたいと思います

さらにバブル崩壊に襲われた日本に、さらなる外圧が続きます

それがBIS規制というものです

BISというのは、Bank for International Settlementsの頭文字をとったもので、国際決済銀行と訳されます

日本の中央銀行である日銀が銀行の銀行と言われますが、BISは中央銀行の中央銀行と言われる組織です

このBISにおいて国際決済をする銀行について、自己資本比率が8%以上ないといけないという規制が出来ました

これは銀行がお金を貸し出す時に、銀行に相応のお金を持っていないと、貸し出すことは出来なくなるというものです

簡単に言うと、銀行にあまりお金が無いと、多くを貸出ししてはいけないという決まりです

日本はこの規制にならって不況に陥っている1992年から本格的に導入しなければならなくなりました

そうするとどうなったかと言うと、銀行は自己資本比率を上げるために、一斉に「貸し渋り」や「貸しはがし」を行ったのです

ただでさえ不況にあえいでいる企業に、銀行は貸したお金を取り上げてしまいました

そのため多くの企業が倒産することになり、不況はさらに深刻さを増していったのです

よく銀行はお金と言う血液を送る心臓のようなものと例えられます

血液=お金が世の中に回っていかないと、経済はダメになってしまうのです

このBIS規制によって、日本の銀行はお金の貸し出しを出来なくなり、一斉に貸していたお金を引き上げざるを得なくなりました

不況に喘いでいる日本にとってこのBIS規制はさらなる深刻な事態を呼ぶこととなったのです

ちなみに欧米の銀行は自己資本比率が高いのですが、それは彼らはハイリスクな件についても融資していて、その代わり高利で貸し出していたのです

日本の銀行は、リスクの少ない先に、低金利で貸し出していたため、自己資本比率は低かったのです

つまりBIS規制とは、日本の銀行をターゲットとして、日本経済を潰しにかかる目的で作られたものだと言えます

このようにアメリカの民主党のクリントン政権や、国際金融資本により日本は没落させられ、長期不況へと追いやられていきました

長くなりましたので、続きは次回といたします

2 件のコメント:

  1. 近代史の勉強をしてこなかった私にはこのブログはとても良い教科書です。

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  2. ありがとうございます。私が働いている業界では、1997年くらいから、下り坂の勾配が急になったと聞きます。もちろん消費税が5%になったこともあると思いますが、よくわからないけど金融ビッグバンの影響が大きかったのではと思っています。すみません、なかなか自分で調べることができなくて。
    日本の企業が、海外に工場を建てて、安い労働力を使って、日本人に売り付けているのは、日本は日本の企業の植民地になってることにならないのでしょうか。どうでしょうか?(*_*)かな?

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