2020年1月22日水曜日

安倍晋三首相が施政方針演説で台湾言及


安倍首相が20日に施政方針演説を行い、その賛否の議論が起こっています



実績を誇張したところは批判が集まっています

たしかに権力の座に長いこといると、どうしても自慢話が長くなってしまいます

成功した会社の社長さんなどにも、自慢話が好きな人は多いですが、それと同じようなものでしょう

今回は安倍政権の成果については横に置いておきます

安倍首相は演説の中で東日本大震災の際の海外の支援に謝意を表明するとともに、東京五輪で岩手県の野田村が「台湾」の選手を迎えるホストタウンとして交流を深める予定だと紹介しました

台湾の言葉が出た時に、与党から拍手が起こったようです

これを受けて台湾の蔡英文総統は「『台湾』という言葉が日本の国会で大きな拍手を浴びたのは実にうれしいこと」とツイートしています

国交のない国を施政方針演説で取り上げるのは異例の事で、これについては安倍首相を評価したいと思います

おそらくは中国の習近平主席を国賓とすることに、保守系から批判の声が上がっているのを和らげる目的もあったかもしれません

ですが取り上げられたのはよかったと思います

できれば震災時の支援に感謝する言葉を台湾に伝え、これから国交回復に進みたいと宣言したらよかったです

以前に述べましたように、過去に日本は台湾を捨てて、中国を選んだという歴史があります

それによってどうなったかというと、中国が経済発展して、その脅威が増していき、日本も危機の中に入っていったともに、人件費の安い中国に工場などが移転し、日本の産業が駄目になっていき、日本経済は長期の停滞に入っていきました

ハッキリ言えば悪い事だらけです

ただ、その時の判断を弁護すれば、当時はソ連が強敵であり、中国とソ連と結ばせるよりも、西側に近づけた方がよいという判断があったでしょう

そして経済的に中国が豊かになれば、中国も民主化するのでは?という淡い期待もあっただろうと思います

しかし、現在から遡って見ると、中国との国交を回復したのは、間違った判断だったと思います

結果的に中国共産党を延命させ、世界に脅威を振りまいてしまいました

台湾としては強い日本を望んでいるはずです

できたら共に中国に対抗して欲しいという願いを持っているでしょう

日本は台湾と国交回復に努めるとともに、日台同盟にも進んでいくべきでしょう

春には習近平を国賓として招く予定だそうですが、それについては何度も間違いを指摘してきました

もう話を進めていて今さら断れないというのであれば、日本が台湾と国交を結ぶ予定である事を発言するか、台湾の蔡英文総統も国賓として招く予定である事を発言したらどうでしょうか

きっと習近平氏は顔に泥を塗られて来日をキャンセルする事でしょう

蔡英文総統は、中国からの「独立を宣言する必要はない」「我々はすでに独立主権国家だ」と述べています

台湾は中国の一部ではなく、そもそも独立国家であり、国を割る活動をしているのではないという事です

台湾はれっきとした独立国家ですから、国交を結んでかまわないです

安倍首相には日台国交回復への道を進んで行っていただきたいと願います

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5 件のコメント:

  1. なるほど。

    国賓を阻止するよりも、台湾の総統も招くと宣言することで向こうからキャンセルさせるという手もあるわけですね。

    素晴らしい案ですね。こちらの方が、現実的な気がします。

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  2. 戦わずして勝つ!ですね(*゚▽゚*)カッコイイ

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  3. https://youtu.be/-fgCn-ZyqKM

    洪さんは以前批判しておりましたが、
    はっきりNoと言える河野大臣は日本の宝です。

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  4. この案は素晴らしです!大賛成です!今こそ、日本は台湾とアメリカと力を合わせなければ、同じ過ちは今度こそ取り返しがつきませんよね。

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  5. 確かに、素晴らしい案ですね。
    ただ自己保身の塊の最近の安倍さんがそれを実行できるかどうかですね。
    今日の答弁、官僚の作った書類棒読み。
    防戦一方。
    実行力の安倍さんはどこへ行ったのでしょう。
    幻滅です。

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