2020年4月23日木曜日

中国とモンゴル帝国に共通する伝染病の拡大


中国発の武漢肺炎・新型コロナウイルスが世界的に爆発的な感染拡大を続けています



中国から発せられた伝染病ウイルスが、いま世界に甚大な被害をもたらしています

歴史的に似たような現象が、かつてモンゴル帝国の拡大と共に起こったことがあります

14世紀に発生した黒死病(ペスト)がそれです

当時は黒死病の大流行で、中世ヨーロッパの人口の三分の一が死に絶えたとも言われています

そのため黒死病といえばヨーロッパをイメージする事が多いかと思いますが、実際にはモンゴル帝国がもたらした禍だったと言われています

実は、14世紀におけるヨーロッパの黒死病は、モンゴル帝国の世界的拡大に付随して起こった現象であると考えらています

現在の中国・雲南省に侵入したモンゴル軍が、現地のペスト菌に感染した齧歯類とノミを故郷に持ち合えり、さらに他の地域に広めることとなってしまい、それが世界的なパンデミックに繋がりました

黒死病が広まった時代は、チンギス・ハーンのモンゴル帝国を源流とする国々が中国、中央アジア、北アジアからコーカサスや黒海北部、そして中東をそれぞれ支配し、世界がモンゴルによって繋がっていた時代でした

それによって今のグローバル社会のように、当時も国や地域を越えた貿易が行われ、モノやヒトの移動も活発化となっていました

このことが黒死病の世界的な大流行(パンデミック)の原因となってしまったのです

現在も中国は世界の工場となり、各地に商品をもたらすことで、ヒトとモノの交流が激しきなる時代となっています

こうした中国を中心としたグローバル化した世界において、伝染病が世界各地に広まっていったのです

現在も欧州で武漢肺炎の感染者が圧倒的に多いイタリアは、14世紀にも黒死病の流行が凄くて、甚大な被害を受けた地域でした

当時のイタリアは、小さな国に分かれており、ベネチアやフィレンツェなどの貿易で栄えていた都市では被害が大きくなりました

また欧州ではスペインも武漢肺炎の感染者数が多いですが、14世紀にはイスラム教徒が支配している地域で、欧州への流行の発信地ともなっていました

かつてのモンゴル帝国も、巨大な軍事力で世界を蹂躙し、殺戮と破壊の限りを尽くしました

現在の中国共産党も、チベットやウイグル人、内モンゴル、法輪功など、殺戮や臓器狩りなど残酷な行為を繰り返し、世界に影響力を強めています

まるで同じ溝をレコードがなぞるように、歴史も似た状況を再現しているように見えます

現代の帝国は、世界支配を達成できずに、もろくも崩れ去っていくでしょう

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