2020年2月18日火曜日

中国に迫る次なる災難!蝗害(イナゴ)の襲来


新型肺炎の蔓延する中国に、新たな危機が訪れようとしています



ケニア、エチオピア、ソマリアなどの東アフリカでは、サバクトビバッタが大量発生し、農作物を食い荒らす被害が発生しています

この蝗害(イナゴ)はアフリカを飛び越えて、いまはインドやパキスタンでも発生し、さらに中国にまで迫ろうとしています

日本人からすると、バッタと言えば、ただの昆虫のように思えて、たいした危機は感じないかもしれませんが、歴史的にも中国大陸などではイナゴが大量発生して、何度も飢饉を起こしています

このサバクトビバッタも、地球上の陸地の約20%、世界の人口の10分の1、60の国が、この昆虫の被害を受けていると言われています

サバクトビバッタは、普段は1匹1匹が別々に暮らしていて、雨期になると草地に卵を産みます

ですが、孵化しても何らかの理由で餌となる草が少ないと、幼虫はえさ場となる少ない場所に密集してきます

するとバッタは本来の緑から変色し、黄色や黒っぽい色になり、互いを引き寄せるフェロモンを放出するようになります

このフェロモンに誘われて、サバクトビバッタは集団となり、群れを作って餌を求めて飛び立っていきます

サバクトビバッタは、1平方キロメートルあたり最大で1億5000万匹存在し、1日あたり3万5000人分の食糧を食べてしまうそうです

飛来した場所で食料を食い荒らしたら、また次の場所へと飛んでいって被害を拡散させます

このサバクトビバッタが、アフリカで大きな被害をもたらした後に、海を越えて、インドやパキスタンまで被害を出しています

国際連合食糧農業機関(FAO)は、各国にサバクトビバッタの被害によって、深刻な食糧危機が訪れるのを警戒してます

このサバクトビバッタが現在では4,000億匹の群れになっていて、それがいずれは中国に飛来してきて、大きな被害を出すのではないかと危惧する声が出ています

実際にはまだ中国に飛来はしていませんが、もう目の前まで迫っているような状況です

中国では、新型肺炎の蔓延によって、複数の都市が閉鎖されるなど、甚大な被害が発生ています

さらにアフリカ豚コレラの発生で豚肉が高騰し、鳥インフルエンザの発生も確認されたところです

ここへきて蝗害が襲ってくれば、食料不足に陥り、さらなる災難が訪れる事となります

蝗害の襲来の話しを聞いて真っ先に思い浮かべたのが、出エジプトにある「十の災い」でした

モーセがユダヤ人を率いて、エジプトから出ようとするのですが、エジプトのファラオがそれを許しませんでした

そこでモーセは神の言葉を伝えて、ユダヤ人を解放しなければ、エジプトに十の災いが訪れるだろうと預言します

それでも拒むファラオのもとに、十の災いが降りかかってきます

その十の災いというのが以下のようなものです

  1. ナイル川の水を血に変える
  2. 蛙を放つ
  3. ぶよを放つ
  4. 虻を放つ
  5. 家畜に疫病を流行らせる
  6. 腫れ物を生じさせる
  7. 雹を降らせる
  8. 蝗を放つ
  9. 暗闇でエジプトを覆う
  10. 長子を皆殺しにする

8番目の「蝗を放つ」がイナゴの害の事です

中国では家畜に疫病が流行っていますし、人間にも病気がはやり、さらに蝗害まで迫ってきそうな状況です

まるでユダヤ人を弾圧して、数々の災いが起こったエジプトと、ウイグル人やチベット人らを弾圧して、災いの降りかかっている中国の姿がダブります

かつての中国では、蝗害によって王朝の崩壊する要因になったこともあります

それが現代にも訪れようとしているのかも知れません

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2 件のコメント:

  1. あと蚊とカラスの大発生と
    雹ではないですが雪が降りながら雷がとどろいたようですよ。

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  2. ダイヤモンドプリンセス号に入った感染症対策のプロの神戸大学の岩田健太郎教授が中の悲惨な状況を暴露しているようです。
    https://youtu.be/W3X3RSmf7ds

    感染症に関してど素人の厚労省官僚が現場を仕切り、専門家の意見を聞いてもらえないと。結果医務室に発熱した患者さんが歩いて入っていく、ノーガードの医療関係者と患者さんと廊下で普通にすれ違う、など…言っては悪いですがコロナウィルスの拡散基地のように思えます。SARSのときよりも杜撰な対応とのことでした。
    ぜひご一覧下さい。

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