2020年11月11日水曜日

中国、韓国から移民が無制限に入ってくる!?日本を中国に売り渡す政治家とRCEPの問題


米大統領選の裏で、日本がRCEPを進めているという事で、締結されれば中国や韓国など、東アジアからの移民が大量に無制限に入ってくるのではないかとネットで話題となっているようです

結論から先に言うと、協議はこれから詰めるでしょうが、さすがに無制限に受け入れるなんてことは無いでしょう

政府もそこまではしないと思います

ただ、観光客をたくさん招いたり、人手不足を補うために、安い外国人労働者などを受け入れ枠が増加していく事には繋がっていくでしょう

ですがRCEPには問題がありますので、人々の関心をひく意味はあったかと思います

TPPは中国包囲網を築く意味があったのですが、このRCEPはTPPを台無しにして、中国や低賃金の貧しいアジアの国に、日本の富を分配してあげるというものです

RCEPの本質というのはグローバリズムの復活で、日本の富を貧しい国々に分け与えるというものです

豊かな国が貧しい国を人道的に支援するのはよいですが、それを義務化されたり、強制的に富を吸い取られ再分配されるのは間違っています

それは共産主義思想の復活とも言えるものとなってしまいます

TPPの場合には、まだ中国を包囲する意味で、価値観を共有する国同士が連帯していこうという意義は分かります

ですがRCEPなどは、たんに一番人件費が高くて富が蓄積している日本の市場を開いて、その他の国が富を吸い取ろうとするものにしかすぎません

以下にRCEPについて書いた記事を再掲載いたします



昨日(2019年12月27日)は安倍首相が訪中した話を取り上げた記事を書いて、その際にコメント欄でRCEPについても指摘いただきました

RCEPについてはまだ記事を書いていませんでしたので、取り上げてみたいと思います

まずは簡単にRCEPについて説明します

RCEPはアールセップと呼びますけど、東アジアにおける貿易の自由化をしていこうとする協定です

これにはASEAN諸国のほかに中国と日本、韓国まで含めた構想です

以前にTPPが話題になったのを覚えているでしょう

TPPは環太平洋パートナーシップ協定といって、おもにアメリカと日本が中心で、太平洋に面する多くの国で貿易の自由を結ぼうとしたものです

いまはトランプ大統領になってアメリカはTPPから抜け、日本とその他の国で進めています

実はこのTPPというのは、貿易の自由化だけが目的ではなくて、対中国への包囲網を築こうとしたものでした

周りの国が協力して、中国の経済に対抗していこうとするものだったのです

そのTPPをアメリカは脱退したわけですが、それは弱い国がまとまって当たっていくより、アメリカが強くなり、直接中国と対峙するというトランプ大統領の強い意志から来ています

そしてTPPとは逆に、中国を中に入れた貿易協定を作ろうとしているのが、RCEPなのです

これはいま世界の潮流になっている反グローバリズムの逆をいくものと言えます

グローバリズムとは何か簡単にいうと、国の壁をどんどん低くしていって無くしていこうとする動きです

それぞれの国同士には国境があって、人や物、サービスの移動にハードルがあります

このハードルを低くしていって、なるべく撤廃しようとする動きがグローバリズムです

しかしグローバリズムの動きとは何だったのか?この三十年くらいの流れを見ていると、結局は中国を繁栄させ、先進国を衰退させる動きだったのが分かります

国境の壁が下がるわけですから、外国から次々と安い品が国内に入ってくるようになります

特に中国は安い人件費と、為替の不正によって、安く製品を作り、海外に売りまくりました

それによって日本でも産業の空洞化が起き、安い工場を求めて中国などに産業が出ていたのです

このため日本は低成長に陥り、ずっと景気の悪い状況が続いています

グローバリズムで得するのは中国などの安い人件費や為替を優遇されている国で、日本などの先進国の富を流出させるものでした

この流れをトランプ大統領の登場によって断ち切る動きが出てきたのです

グローバリズムとは結局のところ、先進国の富を中国などに流すことを意味していました

日本はこれに懲りずに、またRCEPと言って、自由貿易を進めようと画策し、日本の富を中国や韓国に渡そうとしているのです

TPPの時には、「安い農産物がアメリカから入ってきて日本の農家は大変だ」と騒いでしましたがRCEPについてはマスコミなどがピタッと何も言わないのが異常です

むしろTPPよりもRCEPのほうが安い農産物が中国から押し寄せるようになって、打撃は大きいかも知れません

ただでさえ日本にはすでに中国製品であふれかえっています

これ以上、優遇して入れてあげてどうするのでしょうか

むしろこれからの時代は、日本で地産地消を進めて、日本で生産したものを日本で売買し消費するように進んでいかなくてはなりません

RCEPはまったく時代の逆をいって、日本の富をさらに中国や韓国に明け渡すような協定なのです

このRCEPを進めているのが、このブログでは何度も悪名が出ている自民党の二階俊博幹事長なのです

この方がRCEPを積極的に推し進めている張本人です

先日も二階派の議員の秋元司氏がIR関連企業からの収賄で逮捕されましたが、二階氏はIRを積極的に推し進めようとしていた人物です

IRは日本人が働いて貯めたお金を、中国やアメリカなどの外国資本に渡す法案です

日本人の富を外国に売り渡して、自分たちは利益を得ようとする行為は、以前なら売国奴と言われていても仕方ない事でしょう

日本の政治家なら、日本の国益を考えて行動していただきたいと願います

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4 件のコメント:

  1. ご指摘の通り、RCEPは世界の流れに逆行する売国ディールだと思います。今年も来年もおそらく反グローバリズムの方が世界の大きな流れとなるでしょう。平たく言えば、バイバイバラバラの世界と呼べる。英国はEUにバイバイ、米国は中国にバイバイ、日本は韓国にバイバイ、香港は中国にバイバイ、中近東は各国がお互いにバイバイ、オリンピック委員会はロシアにバイバイ、という風に、自由に独立、団子になるのはひかえましょう、というのが2020年でしょう。

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  2. 昨日の記事から近衛文麿について何となく考えています。近衛文麿の時は風見章という共産主義者と尾崎秀実(withゾルゲ)というソ連のスパイがいて近衛を誘導していましたが、実は今も同じような感じなのか…。
    後に近衛文麿は煽られていたことに気付いて停戦を上奏してますが、同じように安倍さんの目を覚まさせるには周りにいるロクでもない人を排除するのが手なのかも…?
    うーん、ますます東京地検特捜部に期待するしか出来ない。しかし4月はすぐですね…。それまでに選挙、やらなそうな雰囲気…?

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  3. 日本国内で、地産地消に戻ればいいと思います。
    物の値段は上がると思いますが、必要な国産の食品を必要な分だけ買うので食品ロスも無くなりますし
    無駄に店も開けずに済むから、スーパー、コンビニの数は減るかも知れませんが人手不足は解消されます。遅れて政府操作でなくホントに給料も上がりますから、景気も回復すると思います。
    国内の中国製品の輸入業者の方には申し訳ないですが、無理して中国産の商品を買う必要はないと思います

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  4. トランプが徐々に息を吹き返してます!神がトランプを再び選んだ時、光の力も強くなり闇の力は弱まるかな?その時、二階はアールセップでセップク?なんて

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