台湾総統選で反中親日の蔡英文総統が再選、過去最多得票を獲得

台湾総統選で蔡英文総統が、歴代の最多得票を獲得して再選をはたしました。おめでとうございます

蔡英文総統は親日家の方で、今回の選挙でも日本語で以下のような感想を伝えています

「再び総統としての重責を託されたのは、国民が私にこれまで以上にリーダーシップを発揮し、未来を見据えた政策を実践することで、台湾をさらに邁進させたいからだとおもいます。
そのため、国民の声に謙虚に向き合い、不動の心で困難を乗り越え、そして、同様に台日の絆を深めていきたいです！」

台風１９号が発生して大きな被害が起こった時にも、ツイッターで「日本は我々にとって最も大切な友人だ。いつでも支援に駆けつける」とういメッセージを送られています

また北海道で地震が起こった時にも日本語で「台湾は日本の良き友人として、自然災害が続く日本と共にこの困難な時期を乗り越えたいと願い、またそうする義務があると考えています。北海道で発生した地震のために、台湾は特殊救助隊員40名、災害救助犬2頭、及び必要な器材を派遣する用意を整えました。これからも引き続き日本を応援します。」とメッセージを送られています

蔡英文総統はそのようにたびたび日本語でTwitterからメッセージを送られています

今回の台湾選挙は、台湾が中国と距離を取るのか、それとも親密になっていくのかを問われるものでした

台湾はいつもそうした中国との関係で悩んでいる地域です

この度は香港デモもあり、反中親日の蔡英文総統氏にとって追い風となり、今回の再選となりました

香港デモを見た多くの台湾の人が、このまま中国に飲み込まれることに危機感を抱いたのでしょう

そのため蔡英文総統へ票が流れていったのです

蔡英文総統の気持ちとしては、もっと日本との友好関係を深めて、中国とは距離を取りたいと願っています

いま台湾で中国寄りにしたいと思う人々は、おもに経済的な理由で、中国はお金で台湾を手なずけようとしています

これは日本にも一緒であり、中国の市場や観光客などの経済的理由から、日本は中国と関係を深めようとしています

しかし、アメリカも世界の目も中国の人権弾圧の実態や、野望に気づき始めて、厳しい目を中国に向け始めています

そうした中で日本は中国に対して友好的な態度を取り、習近平を国賓として招くような事をしよとするのは、実に危険な舵取りと言わざるをえません

日本は中国よりも台湾を大切にすべきでした

台湾は親日な国であり、東日本大震災では台湾から200億円超の巨額の寄付が集まったことは記憶に新しいでしょう

もともと台湾は日本の統治下に置かれた時期がありましたが、その後に蒋介石らの中国人がやってきて日本の後に居座ります

1895年から1945年の約50年間の日本の統治時代に、台湾では様々なインフラ投資などが行われています

まず鉄道、道路、港を建設し、台湾の交通手段を整備し、物流網を構築したため、台湾経済発展は目覚ましく発展します

そしてダムを建設することで、農業用水の不足が解消され、不毛の地だった場所が、豊かな耕作地に変わりました

また、農作物の改良にも力を入れて、現地にあった美味しい品種を作り出し、台湾の農業発展に大きく貢献しました

さらに統治時代に小学校を建設して、台湾の子供たちに教育を行います

このように日本の統治時代に、台湾は目覚ましい発展をして、豊かとなっていったため、それを体験した世代には親日の人が多いのです

ちなみに日本は韓国にも同様の政策を行い、近代化の手助けをするのですが、あちらからは未だに批判の声が高いのはみなさんもご存知の通りです

それには台湾の方と、韓国人との国民性の違いもあるでしょう

こうして台湾では親日的な人が多くいます

しかし、その台湾に対して、日本はかつて非情な行いをしました

1972年、田中角栄が総理だった時に、日中国交回復を行うと同時に、台湾に対しては一方的に国交を断絶したのです

日本は台湾を見捨てて、中国と手を握ったのです

この判断は大きな間違いだったといえるでしょう

これによって中国に対して日本は経済的な支援や技術支援も行い、中国の発展のもとを作りました

中国を日本がバックアップして発展させたがために、現在では中国は力をつけて、周辺国を脅すようになっているのです

日本政府はいまだに中国にすり寄るような姿勢を見せていますが、日本は中国ではなく、台湾を見捨てないようにすることが大切です

もう二度と台湾を見捨ててはいけません

日本は台湾と国交をふたたび結ぶべきだと思います

太陽の国日本

2020年1月12日日曜日