2020年2月10日月曜日

中国に寄生される日本の悲劇


日本政府は1972年の田中角栄の時代に、中国と国交回復し、これに対して台湾とは一方的に国交を断絶した歴史があります

中国は1978年に鄧小平が改革開放を唱えて、政治は共産主義体制のままで、経済は市場主義の導入を進めました

先富論という考えを唱えて、先に豊かになれる者からなり、その影響で周りも豊かになればよいと考えをだします

日本は、この中国の改革開放を手助けするために、民間でも技術支援などが行われるようになります

そして1992年には、当時の天皇陛下が訪中され、日中関係はより親密なものとなっていきます

当時は、中国にとっては天安門事件があって、欧米を中心とした諸外国から批判が高まっていて、日本が助け舟を出した形となり、中国共産党の存続に手を貸してしまいました

この当時の日本は、バブル崩壊が起こって、経済的にもよくない時期を迎えていて、企業は中国の安い人件費と、巨大な市場に惹かれて、中国により傾いていきます

中国はこの天皇陛下の訪中のあった1992年から、再び改革開放路線が推し進められることになり、目覚ましい経済発展を遂げていきます

中国がどんどんと経済発展していく中で、日本はずっと経済停滞が起こっていたのです

日本のGDPがほとんど成長せずに止まっている中で、中国経済は大発展していきます

これはおかしいと気づかないといけません

日本は安い人件費と、巨大な市場を求めて、中国に進出していったのですが、実際には、技術は中国に吸い取られて、日本国内は産業が空洞化し、安い中国製品の氾濫で、デフレが続くこととなりました

これは中国に日本の富が吸い取られていって、中国を富ませ、日本を弱らせていった実態があるのです

ちなみにデフレというのは、物の値段が安くなっていく事で、物が安くなると、売り上げが減り、すると働いている人の給料も減っていくという悪循環を生みます

日本は中国製品を大量に輸入してくる事で、デフレを招いて苦しんできたのです

そして国内の産業は、安い中国製品に太刀打ちできないため、閉鎖したり、工場を中国に移転して、そこから輸入する形となり、日本国内は工場がどんどん無くなっていったのです

また技術を吸い取られたと書きましたが、日本企業が中国に進出する際には、中国側と一緒に会社を作らなければならず、そのため技術は中国側にバレてしまいます

中国側はその技術を盗用して、新しい会社を立てて、ライバル会社を作っていったのです

そのため日本企業は、技術を吸い取られるだけに終わる事があります

先日は、日本製鉄が赤字を4400億円も出し、呉製鉄所を閉鎖するというニュースが流れました

日本製鉄は国内最大の鉄鋼メーカーであり、かつては世界一と言われていました

呉製鉄所にかかわる雇用は3000人規模とされ、取引先企業まで入れると、正規雇用だけでも約1万8千人に上るとされています

広島県にとっては、そうとうな経済的打撃となるでしょう

この日本製鉄の落ち込みにも、中国の製鉄メーカーの台頭があります

安い中国製品に太刀打ちできずに、日本製鉄は敗れていっていると言えるのです

実は、中国の大手鉄鋼メーカーに宝武鋼鉄集団というものがあり、そこは日本製鉄が技術支援を行って手助けし、成長させた企業でもあります

改革開放をうたった鄧小平の要請もあって、日本製鉄は中国に対して鉄鋼の技術支援をしたのです

その結果が、中国の進出によって、日本が窮地に立たされる結果になっています

これは一例ですが、このように日本の富が、中国に吸い取られていって、結果、日本は長期低迷し、中国が大躍進を遂げてきたという事実があります

日本はこうしたお人好し政策を転換して、アメリカのトランプ大統領を見習って、もう一度国内に産業を取り戻す必要があります

安い中国製品を輸入しても、デフレが進んで、国内産業が空洞化するだけでした

ある程度、貿易の壁を設けて、自国内で製造を進め、国内で売れるようにするべきです

中国にすり寄っていけば、日本は寄生生物に栄養を吸い取られるように、富を取られていくのです

もう一度、国内に目を向けて、自国企業を守るための政策に転換していくべきでしょう


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6 件のコメント:

  1. ボーダーレスワールドといって90年代前半そうなんだと思って、製造業は海外にいくんだと思い、只只そうなんだと思ってました。
    製造業が無くなるとどうなるのか、想像できていませんでした。今はつくづく思います、製造業の大切さを。ボーダーレスワールドなんてのは、幻想だとわかりました。隣近所と境界があって、私の家の家族と、隣の家の家族とは、それぞれ独立してるように、国と国はそれぞれ独立していることが健全なんだなと思います。
    いままで、国内の工場を海外に持っていって、他所の国民に仕事を与えて、日本のお金が他所の国に流れて行っていた。
    そしてこれからは、国内の工場で他所の国民に日本に来てもらって仕事を与えようとしている。でもこれも結局、他所の国に日本のお金が流れていくことになる。
    人手不足と言われているけど、日本がデフレで給料を上げたくても上げれないから雇う側と雇われる側の、う~ん何て言うのか、ミスマッチ(?)が起こっているのだと思います。
    それぞれの国が自立して、それぞれの国を豊かにして、その国特有の文化を花開かせていったらそれでいいと思います。そして、そのいろんな個性豊かな国の中から 自分が好きな国を選んでその国民になることができる。これがほんとうのボーダーレスワールドではないのかなと思います。すみません、失礼しました。

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  2. 原点回帰だと思います。目先の利益に目が眩み安い人件費の中国に進出し、デフレ経済を生み出し、中国がこういう事態に陥ると、今回の日産のように部品調達が不可能となり、国内工場が休止となる事態
    これから景気悪化が懸念されます。
    わが国は、反省しなければなりませんね

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  3. 格差社会である中国は概して市場としての魅力はあまりなく、しかも中国に進出した企業は技術を抜かれ、時には設備を投げ売りして脱出してきましたね。
    なぜかそういう苦い経験を経営者は語らず、日本人は実態を知りません。でも政府がこれを知らなかった、では済まされません。
    それに製造業を中国に移すということは雇用が失われる、つまりパイの大きさが減ることに繋がります。国全体にパイを持ってくるのが政府の役目なのに、どうして中国と一部の大企業に国内のパイを上げるようなマネをするのか…
    日本経済が一番良かった時は日本国民が作ったパイを国民みんなで食べていた状態だと思います。

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    1. 私も同意見です。バブル以降わが国は、狂いました。
      電化製品も国産の時は長く使えてたのに、生産の拠点が中国などの外国に移ってから使い捨ての時代となりましたね。

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  4. ずいぶん前、多分二十年以上前かな、日下先生が経済問題の事で「日本はもう一度鎖国すればいい」と言われていて、その頃は、「鎖国か~?」て思っていたけど、今は「そうかな~ 」と…。「鎖国」ってどう思われますか?

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  5. 鎖国をして日本でしっかりと自立をすればよいと思います!

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