以前にも当ブログで取り上げたことはあったのですが、トランプ大統領が中国銀行のドル決済を停止してしまうという手段に出るのではないかと囁かれ始めています
ちょっと前の記事になりますがロイターから以下の内容が出ています
焦点:「鉄のカーテン」再びか、ドル圏から締め出し恐れる中国
中国がドル決済から締め出されたり、ドル建ての資産を差し押さえられるなどの恐れが高まってきたというものです
中国が海外から物を買おうとする場合にはドルで購入する必要があります
中国には人民元という通貨がありますが、国際的には評価されていませんので、どこも人民元での支払いは受けたくないわけです
そのため中国がドル決済から追い出されるとなると、手持ちのドル資金は無価値になり、輸入品を買えなくなったり、ドル建ての負債も支払えなくなります
アメリカでは7月14日に香港自治法が成立しました
これは、中国が香港に国家安全法を施行したことを受けて行ったものです
香港の自由や自治を侵害した個人や団体に対して、ドル資産凍結したり、制裁対象の個人や団体と取引がある銀行などの金融機関も制裁対象になるというものです
これによって中国の銀行はアメリカから制裁を受けて、ドル決済が出来なくなる恐れが出てきています
今までは実際には発動しないだろうと思われていたわけですが、トランプ大統領は行う可能性があると言われだしています
こうしたドルから追放されることを懸念した中国では、人民元の国際化を急いでいます
国際間でのやり取りで決済を人民元でしようとするものですが、信用は低いですので、まだ2%ほどのシェアしかありません
ちなみに日本円は10.8%のシェアがあり、ドルが43.8%、ユーロが15.6%となっていて、この三通貨で国際決済はほとんど占められています
さらに中国は人民元のデジタル通貨を発行して、さらなるシェア拡大を狙っています
しかし、このデジタル人民元については別途で述べたことがありますように、中国は資本移動の規制を行っています
つまり人民元が外国通貨に安易に交換できるようになれば、みんな人民元を外国通貨に変えてしまう恐れがあるため、制限をかけているわけです
人民元には信用がありませんので、持てるのなら中国国民もドルや円で資産を持っておきたいわけです
それは中国共産党政権への不信感のあらわれであり、信用されていないことを意味します
もしも人民元が容易に他国通貨に換えられるようになれば、キャピタルフライトといいますけど、資本が逃げてしまう事を中国政府も恐れています
なのでデジタル人民元を発行しても他国通貨へは変えられないため、その使用はおもに国内向けとなり、国際性は持てないのです
そもそも通貨の価値というのは、その発行する国の信用力の反映といえます
通貨そのものは今はほとんど紙に印刷されただけの品物ですので、そのもの自体の価値はほとんどありません
国の信用力が裏付けされていることで通貨の価値が保たれているわけです
中国共産党政府は、イギリスと約束を交わした香港の一国二制度の約束をはやくも破って、実質的に一国一制度に変えてしまっています
このように政府の都合によって約束や取り決めが変更される国では、信用が出来ませんので、本来は通貨の価値も落ちてしまいます
ですが香港ドルなど、米国ドルの信用の裏付けで通貨を発行しており、人民元も実質は連動させているため、暴落を免れていたわけです
実際にはアメリカ政府の信用に乗っかって経済を支えていたといえます
もしも人民元がドルから離されてしまうようになれば、紙くず同然になってしまうでしょう
中国の経済崩壊も必定と言えます
それはアメリカを含めて世界的なダメージともなるため、そこまではしないだろうという考えがありました
しかし、トランプ政権は中国政府を叩き落すために、ここまでするかも知れないという事です
他の大統領では出来ないことを、トランプ大統領はやってのけるかも知れません
その決断に注目したいと思います
大統領選挙の前に実行するかもしれませんね!
返信削除私はトランプ大統領を応援しています!トランプさんはお金では買収できません!他の議員や大統領になられた方はお金で買収される方ばかりです。トランプさんはお金ではなく、違う信念があると私は思っています!
ですのでトランプ大統領の決定される事は意味があると思います。
中国共産党の暴走を止めれるのはトランプ大統領だけですね!
本当にその通りですね。
削除私もトランプさんを応援します!