2019年10月20日日曜日

東京五輪マラソンを札幌で開催勝手に決定と日本に勝手に押し付けられるルール

来年開催される東京オリンピックのマラソンと競歩が、急きょ札幌で開催するとIOCが勝手に決定し発表しました



それまでは東京で開催する事が決っていて、都は300億くらいかけてアスファルトが熱くならないような措置や、ミストを設置したり、氷を配ったりなど、暑さ対策を行ってきました

これらを一方的に無視する形で、IOCは相談もなく札幌に変えたわけです

理由としてはドーハで行われた世界陸上で、深夜の実施にもかかわらず途中棄権者が続出したことを受けて、東京は暑いからダメだと言いだしたわけです

しかし東京の気温は前から分かっていたわけで、もし暑くてダメだというなら、開催決定の時から言っておれば言いわけです

これを一年切った今の時期に急に言い出すのは、明らかに一方的な押し付けで、日本に無理な決定を言っていています

こうした構図というのは、ずっと昔から続いているものです

以前に書きましたように、日本の景気が悪くなった要因の一つに、BIS規制があります

国際的な取り決めとして、勝手に銀行の資本比率を高めなくてはならないとして、日本の銀行をターゲットとした規制が行われました

日本の銀行は自己資本比率が低かったですから、これを狙い撃ちする形で、低い銀行は国際決済させないように仕向けたのです

日本の銀行が自己資本比率が低かったのは、担保のしっかりとれる、優良な融資先に安い金利で貸し出していたためで、海外の銀行はハイリスクハイリターンの貸し出しをしていたため、言ってみれば高利貸しをしていたので自己資本比率が高かったわけです

ですので日本の銀行が危険で、自己資本比率が高い外国の銀行は安全などとは到底言えないのですが、これも一方的に決められ、日本はそれを飲むしかありませんでした

同様なことはオリンピックのルール改正でも行われていて、日本人に不利ではないかという改正が行われたことが何度もあります

例としてバレーボールを上げてみます

かつて日本の女子バレーは東洋の魔女といわれ、世界的に恐れられる存在でした

しかし、突然のルール改正が起こります

ブロックする時にオーバーネットを反則としない改正が行われました

日本人選手は身長が低いですから、高身長の外国人に有利となるルール改正でした

それでも日本女子バレー選手は、ツーアタックや時間差攻撃など、頭脳プレーで優れた成績を上げ始めるようになります

しかし、またしてもルール改正がなされます

今度はブロックで弾いたボールはカウントしないことになりました

このルール改正により、体格で優位にありパワーの強い外国人選手がより有効なルールとなります

このように日本人が不利となるような改正は行われています

さらに過去には三国干渉によって日本は遼東半島を返還させられる事も経験しています

1895年4月17日、日本は「日清戦争」に勝利し、清との間に「下関条約(日清講和条約)」を締結しました

この条約にもとづき、遼東半島も日本の領土となります

しかしロシア・ドイツ・フランスの三国が、遼東半島を清に返還するよう勧告してきたのです

これを「三国干渉」と言います

三国の言い分は、遼東半島を外国が支配すると、清(中国)の首都である北京が脅威に晒され、平和を損なうからというものでした

しかし日本が返還した後に、彼らは清の分割支配に乗り出していきます

特にロシアは、日本に返還させた遼東半島を借り受けます

強引に返えさせておいて、自分たちが利用したわけです

これが後の日露戦争の一因にもなっています

このように日本は欧米各国から不利なルールや決定を押し付けられ、それを黙って受けさせられることが続いています

これには日本に対する差別意識もあるでしょう

有色人種が上がってくるのを許せないという思いがあるのだと思います

そして日本においても、アピールする考えが薄く、情報戦略がないために、ずっとやられっぱなしのところがあるでしょう

日本は自分の立場を主張して、正当性を国際社会に訴える考えにかけているところがあります

そのために誤解されて、悪者とみなされている面が強いでしょう

もっと自国の正当性を訴えて、国際世論を見方につける力も持つべきだと思われます

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2 件のコメント:

  1. 未だに白人に対向する唯一の有色人種なんだと思います。優等である我々の地位が脅かされるのではないか、と潜在的にビクビクしている臆病な連中が白人に大量にいるのでしょうね。
    日本は黙って受け入れるのではなくて、せめて「間違っている」と発言した上で受け入れてほしいですね。

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  2. モータースポーツの世界でもホンダが強かった頃のF1ではあれこれとホンダが不利になるようなルール改訂が行われました。ヨーロッパの企業が強いときには無い動きです。

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